eatrip友里さんがイギリスの料理学校に通っていた時に愛用していたエプロンがありまして、そのエプロンは"エプロンを作る"という話になるたびに、小話として出てくる彼女にとって秀逸なモノ。今回はそのエプロンの型をベースに、大麻布ならではの特性を生かして仕上げてみました。台所仕事にぴったり。胸当て付きタイプのエプロンは、腰ひもをベルトのように太く仕立てているため、首にかかる負担が少なく、着姿も凛と美しく見えます。
2021年11月に開催した衣食植住展で出合った大麻布。かつて、衣類や神事の道具としてなど、人々の暮らしを守ってきた大麻を、現代の布として復活させた「麻世妙majotae」。生地は使うほどに柔らかく、良化していきます。
あえて少し厚手の生地を使うことで、シワもつきにくく、生地がすとんと足元にまとまるので、体に自然と馴染んでくれます。艶のある生地は何度も触りたくなる心地よさ。腰下のエプロンは、横付けの大きめのポケットがあります。

〈仕様〉総丈120cm×幅90cm